病院区分を超えた教育プログラムが実践できる強みをOTの視点からご紹介します。
初めて患者様を任されたとき、すごく不安で緊張した覚えがあります。
しかし、指導者はじめ先輩方が密にコミュニケーションを取っていただき、分からいないことがあればいつでも相談できる環境が心強かったです。
私もいつか、頼られる先輩になれるように日々、自己研鑽に励み、初心を忘れずに取り組んでいきます。
東舞鶴医誠会病院は統合失調症・うつ病・認知症を診る精神科の病院です。私は認知症患者様専門の作業療法士として働いています。認知症は自然治癒の難しい病なため、患者様がいかに認知症とうまく付き合って暮らすことが出来るか日々考えています。記憶障害と向き合いながら患者様とコミュニケーションをとる臨床は本当に勉強になります。治療を通じて患者様から得られた信頼や喜びの声を聴くと働いていてよかったと感じます。
認知症が進むと自分の伝えたいことをうまく伝えられなくなってしまいます。そのため多くの患者様は不安や悲しみを抱えてしまいます。普段から何を伝えたいのか、どんなことを望んでいるのかをくみ取れるように真剣に患者様と向き合っています。
どんな患者様にも馴染めて、誰からの要望にも応えられる柔軟な対応のできる作業療法士になりたいです。
私は医療職に就く時に患者様の気持ちを大切にできる人になりたかったため初めての就職先を精神科に決めました。精神科で働く作業療法士の醍醐味は人の良い所を見つけ共に喜べるところだと思います。誰かを大切にすると自分自身も幸せを感じられます。 人付き合いの好きな方、人の良い所を見つけることが得意な方にはうってつけの職業だと思います。
また研修では、身障領域・精神領域・介護保険領域と様々な分野の講義を受講できるようになっています。その中で自分の興味のある分野が発見できれば、よりいっそう学習に専念していけると思います。
臨床現場においてもプリセプター制度や、治療場面への同行など安心して治療に、また、自己の成長にチャレンジしていける体制が整っています。
部門内で勉強会があると講師を任される立場に変わり「どのようにすれば伝わりやすいのか」上司に相談しながら少しずつ中堅の自覚が芽生えてきました。また、指導する立場になったことで「初心」を思い返し、そのときの気持ちに触れて、より一層充実した臨床を送れています。今後は「後輩の見本になる先輩」になれるように、きちんと伝えていきたいと思います。
作業療法士として働く上で患者さんによりよい治療を提供するため何を・どのように・どれぐらい学習すればいいのか迷い、自己の成長を不安に思うこともあります。 当グループには確立された「教育システム」があります。各年代で求められる能力が標準化され具体的に提示されているので達成度に応じて自己の成長を実感して頂けるようになっています。
また研修では、身障領域・精神領域・介護保険領域と様々な分野の講義を受講できるようになっています。その中で自分の興味のある分野が発見できれば、よりいっそう学習に専念していけると思います。
臨床現場においてもプリセプター制度や、治療場面への同行など安心して治療に、また、自己の成長にチャレンジしていける体制が整っています。